コロニルってどんなブランド?
1909年にドイツ・ベルリンで生まれた靴と革のケア用品のブランドです。
100年を超える歴史の中で高品質・革新的な製品を数多く生み出してきました。
1920年代に「靴がコロニルを欲している」と言われたとおり、革の良さを最大限に引き出す確かな品質は数多くのリピーターを生んでいます。靴だけでなく、バッグやウェアなど幅広いレザー製品に使えるものが多いのもコロニルの特徴です。また有機溶剤等ケミカルな原料を極力減らしており、革にも環境にも優しい配合で作られているので安心して使用できます。
コロニルの誕生年を名に冠したコロニルの最高級ライン「1909シリーズ」は革に上質な栄養・潤いを与えることができ、その革の風合いを保ちながら美しい経年変化に導きます。
お手入れの基本
革のお手入れの基本は、身体のスキンケアと同じように優しく汚れを落として、油分を補うことです。革の種類によってもケアの仕方が違いますが、基本的なお手入れの方法をお伝えします。
基本的なスムース革のお手入れの仕方
↑長いことお手入れをしていない革靴です。乾燥や先端の擦れが目立ち、履きジワも深く入っています。履きジワを伸ばして形を整え、乾燥した革に油分と色を補います。
①シューキーパーを入れます
②ブラッシングで表面の汚れを落とします
③クリーナーで汚れを落とします
④防水スプレーをかけます
⑤クリームで油分と色を補います
⑥クリームが乾いたら軽くクロスで磨いて完成!
せっかく手に入れた革靴。しっかりお手入れして長く楽しみましょう。
いつお手入れすればいいの??
◆新品時
革を水分や汚れから守るため、防水スプレーをかけておきます。新品時から防水しておくと、汚れが付いた時も落としやすくなります。
◆日々のお手入れ
できれば靴を履いた日は、馬毛ブラシでホコリや表面の汚れを落とします。(ブラシの種類についてはまた次回お伝えしますね。)靴のシワやコバ等ホコリのたまりやすい部分は特に丁寧にブラッシングします。
定期的に油分を補給された革でしたら、ブラッシングだけでも油分が浮き上がりツヤが出てきて綺麗な状態を保つことができます。
靴の履きジワや型崩れ、湿気予防にシューキーパーを使うと靴を長持ちさせることができます。
◆2~3週間ごとのお手入れ
ブラッシングで落ちない汚れを落とし、クリーム等で油分の補給をします。
革は時間の経過や使用時の曲げ伸ばし、摩擦等により徐々に油分が抜けてきますが、定期的に油分を補うことで、ひび割れ・傷を防ぎ長持ちさせることができます。
汚れ落としや油分補給は、表革(スムース)・スエードやヌバック・丈夫な革・デリケートな革など、革の種類によって方法が異なるので、革にあった方法でお手入れします。
◆基本手順
- クリーニング
- 防水
- 油分補給
- 仕上げ
◆防水を先にしていいの?
コロニルの防水スプレーは水は通しませんが、通気性と表面張力の関係で空気や油分は通します。
そのため、防水スプレーのあとにクリームを塗ることができます。
クリームのあとに防水スプレーをかけるとクリームでせっかく出したツヤがマットになってしまい、もう一度磨かなければなりません。手間を省くのと、クリームで出すツヤの方が美しいため、クリームをあとで塗ることを推奨しています。
●お手入れと聞くと面倒とか難しいという思いもあるかもしれませんが、日常的なお手入れでしたら難しくないので、ぜひ挑戦してみてくださいね!!
◇参考製品◇
ブラシ・・・馬毛ブラシ(ブラック)、馬毛ブラシ(ブラウン)、アプリケーションブラシ(ブラック)、アプリケーションブラシ(ホワイト)
シューキーパー・・・ジャズシューキーパー、スイングバネシューキーパー
クリーム・・・1909シェブリームクリーム(ブラック、ナチュラル、ダークブラウン、タン、バーガンディ、ミディアムブラウン)