1926年、創業者 Rémy Richard はアメリカを旅した際に見たアメリカ人のラバーブーツに目をつけました。小さなフランスの町に持ち帰り、当時すぐに傷んでしまっていた革底の代わりにラバーを取りつけることにしました。
そのラバーの原料『ラテックス』を輸入するアマゾンの港『パラ』と、アメリカで発見したブーツを合わせた名前【パラブーツ】の名前を商標登録したところから、現在の形のパラブーツの歴史が始まっているのです。
何年も変わらないデザインで親しまれているパラブーツは、そのしっかりとしたつくりで、雨の日や雪の日でも活躍してくれる靴です。
作りが良いのはもちろんのこと、何よりも履いている方に伺うと口を揃えたように「良い靴だよ」とおっしゃるのです。ただの履き心地のよい靴だけでなく、育てたこどものようにいとおしく可愛がっているのが伝わる。そんな靴なのです。
今回はパラブーツをご紹介いたします。
パラブーツのロングセラー《シャンボード》
パラブーツの中でも世界で一番売れているロングセラー商品の『CHAMBORD』(シャンボード)。カジュアルに見えますが、スーツに合わせても違和感のないデザインです。
ラウンドトゥのクラシックな木型にベーシックなUチップのシンプルなデザインですが、U チップのつくりが絶妙で足を小さく見せてくれる効果もあります。
パラブーツのは今でも自社でソールを作っていますが、長時間の歩行でも足への負担を軽減するクッション性に富んだソールになっています。
登山靴に採用されているノルウェジャン製法でしっかりと足を守ります。
オイルをたっぷり含んだリスレザーはお手入れを繰り返すことで独特の風合いに変化していきます。
グッドイヤーですっきりフォルムの《シャンボード》
同じシャンボードですが、こちらはシボ革を使用したすこし柔らかい印象のシャンボードです。製法もグッドイヤーウェルト製法なので、ソールとアッパーの境がすっきりしています。
ソールは通常のものに比べ薄く足馴染みの良いものを使用しています。
パラブーツの緑のタグがついていないので、よりビジネスでも使いやすいデザインになっています。
チロリアンシューズの定番《ミカエル》
パラブーツ創始者の息子の名前を冠する『MICHAEL』(ミカエル)
1946年当時からほとんどフォルムの変わらない、チロリアンシューズの定番となっています。
ぽってりとしたフォルムで重たい印象を感じますが、履いてみると思っている以上にすっきりと見えます。足入れ部分を広くとっているので、足入れがよく履き口部分がきついのが苦手な方にも難なく履いていただけるデザインです。
こちらもリスレザーを使用しているので、雨や雪にも負けない。ソールもグリップ性が高いので軽登山でも履けてしまう、デザインだけでなく履くことにも優れている優秀な靴です。
シンプルで着回しのしやすい《キャッスル》
ワークブーツのような無骨なデザインですが、シンプルなので着回しのしやすい『CASTEL』(キャッスル)。ビジネスよりもどちらかというとカジュアルな雰囲気の方が合わせやすと思います。
こちらもミカエルと同じグリップ性が高く、中に空気を貯め込んだクッション性の良いソールを使用しています。
ノルウェイジャン製法のしっかりとしたつくりで、雨の日も雪の日も活躍してくれる、天気を選ばずに履ける靴です。
えっ!?もしかしてカビ??
店頭で、バックヤードから出してきた靴を見て、一瞬目を丸くする方も少なくないこの白い感じ・・・
カビではなく、オイルやロウが浮いてきた状態なんです。
パラブーツで使用されているリスレザーはオイルの含有量が高いので、少し置いておくとこのように全体が白くなってしまいます。
こうなってしまったら、慌てず騒がず、ブラシや乾いたクロスで軽くこすってあげると、本来のきれいな革のツヤが戻ってきます。
少し、手間をかけさせてくれるのも、パラブーツを可愛く思えるポイントなのかもしれません。
パラブーツの靴は、オールソールの修理もできるので、5年、10年と共に過ごせる時間が長い靴です。
一度、この履き心地を試しに来てみませんか??
パラブーツの商品はこちらから
取り扱いサイズ eu44.0,44.5,45.0,45.5,46.0 uk10.0,10.5,11.0,11.5,12.0
※モデル・カラーによってサイズ表記と在庫状況が変わりますのでご了承ください。
大きな靴の専門店 シューズショップ ビッグ・ビー